確定申告の流れ
1 確定申告の大まかな流れ
確定申告をすることになったけど、何を準備してどのように進めたらよいかがわからないという方も多いのではないでしょうか。
大まかな流れとしては、必要書類を集め、申告書を入手・作成して提出するという順番です。
以下でそれぞれの詳細を説明していきます。
2 確定申告に必要な書類の準備
まず、給与所得者の方、年金を受け取っている方は、その収入がわかる源泉徴収票が必要になります。
その他にも医療費控除を受ける場合には、医療費の領収書、社会保険料控除証明書、生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書が必要になります。
また、ふるさと納税をしている方は、ふるさと納税の寄付金受領証明書を用意しておく必要があります。
3 確定申告書の準備
確定申告書には、申告書Aと申告書Bがあります。
申告書Aは、申告する所得が、給与所得、雑所得、総合課税の配当所得、一時所得のみの場合に使えます。
なお、前年の申告納税額が15万円以上の場合は、前払いで納税するという予定納税をする必要があり、申告書Aは予定納税していないことが条件となっています。
申告書Aは、このように所得がシンプルで、納税額が大きくない方が使うことの多い申告書です。
一方、申告書Bは、所得の種類、予定納税の有無にかからず、誰でも使用することのできる申告書です。
自分の所得の種類や予定納税の有無を確認して、申告書を準備しましょう。
4 確定申告書の作成と提出
必要書類と申告書の準備ができましたら、確定申告書を作成します。
提出する書類は、添付書類台紙などに貼って、申告書と一緒に提出が必要です。
確定申告は、通常、毎年2月16日から3月15日の間に申告する必要があります。
なお、3月15日が土日祝日の場合は、その次の平日が申告期限となります。
確定申告書を提出する方法は、所轄税務署に郵便で送付する、管轄税務署の受付に提出する、利用者識別番号を取得したうえでe-Taxで提出するという方法があります。
なお、管轄税務署の開庁時間外は、提出用のポストがあります。
また、確定申告書を提出する際には、提出用の申告書と控用の申告書を作成し、控用の申告書にも収受印を押してもらい、控えを保存しておきましょう。
次の年の確定申告の際に、参考になります。